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真に普遍的な使いやすさを追求
業務改善につながる価値をデザイン

  • #デザイナー#プロジェクトリーダー
  • K.TANAKA

キャリアヒストリー


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K.TANAKA

ヒューマンテクノロジーズに入社するまでの経緯を教えてください。

建築家・内装デザイナーを目指すべく、美大の造形学部建築学科で学んでいました。趣味と実益を兼ね、建築事務所でのアルバイトで模型作りをしていたのですが、その延長線上で、Adobe Illustrator や Photoshop の使い方を覚えました。そんな流れに乗るかたちで、卒業後は建築×ITの企業に常駐しながら、フリーランスとしてデザイン業務に従事するようになりました。

好きな業界で働いていたこともあって、それはそれで充実していたのですが、30歳という節目を越えて、また別の世界、別の組織の中で働くことを経験したいと思うようになりました。フリーランスの仕事はどうしても小さな世界で完結することが多く、どうも周囲からの刺激が受けにくく、したがって成長が止まってしまうと考えたためです。

そんな中、改めて「自分がデザインしたいもの」について再考しました。そうしては、たどり着いたのは、「何かと人とをつなぐインタフェース」。たとえば趣味の楽器演奏も、1種類を極めるというよりはいろいろ手を出すタイプなのですが、それもインタフェースの違いに興味を惹かれているからだと気付いたのです。それがUI/UXを生業にしていこうと決意したきっかけと言えます。

とはいえ、システム関連のUI/UXのデザイン経験は、フリーランス時代に屋内位置情報を活用したアプリのモックやビジュアルくらいのもの。それでもヒューマンテクノロジーズはエントリーを受け付けてくれて、課題として出された画面デザインを提出すると、いろいろ刺激的なツッコミをしてくれたのです。まさにそういう環境を求めていた私は、「ここでUI/UXに優れた製品をずっと育てていきたい」という想いが芽生えました。

現在の仕事を教えてください。

現在、デザイナーチームのリーダーを務めています。同時に「人事労務」製品の担当デザイナーも務める、いわゆるプレイングマネージャーです。各メンバーのやりたいことや、得意分野を活かしてもらいつつ、会社に貢献できる全体最適化を図っています。

これまで、シフトのカレンダー画面・従業員のスケジュール表をサポート部隊とコミュニケーションを取りながらデザインしたり、通知・リマインダーのサービスをワークショップ形式でモックをたくさん描きながら開発したり、ユーザビリティテスト担当のメンバーとともにUI/UXを洗練させていったりと、さまざまなやり方に取り組んできました。

このようにヒューマンテクノロジーズのデザインの基本思想としては、一覧性を高くすることに重きを置いています。昨今のモダンデザインの潮流とは違うと感じるかもしれませんが、ユーザーが業務を行ううえの利便性を重視した結果です。他社SaaSでもデザインの大幅なアップデートに成功する例や失敗する例も耳にします、私たちはあくまでもユーザニーズに基づいた議論から外れないようにしてたいと考えています。

やりがいを感じた仕事のエピソードを教えてください。

思い出深い仕事は、「データ分析」製品のデザインです。リリース1ヵ月前までデザインをやり直し、詰めていったことが印象に残っています。お客様の勤怠データをビジュアル的に「見える化」するサービスで、機能面から深く関わらせてもらいました。

「勤怠管理」という奥深いゆえに複雑なものを、グラフ等で一目瞭然にするという、時短・効率化の先にある、真の業務改善の材料となり、私たちとしても、新たな「人時生産性」向上の提案につなげていけるという戦略的な製品となります。これは、デザインの力でインサイトをもたらし、改善のインスピレーションを与えるという意味でも、デザイナー主導で価値を作っていけるやりがいを感じています。

まさにヒューマンテクノロジーズに惹かれた大きな要因である「育て、長く寄り添っていく」という想いは実現できているかたちです。また、自分が作ったデザインがエンジニアの手によって動くシステムとなるのはいまだ感動しますし、さらにマネジメントをするようになってからは、メンバーが担当したデザインがレビューを重ねて洗練され、自分の期待以上のものに仕上がっていく過程も醍醐味に加わっています。

今後の目標は?

実はまだ主力製品である「KING OF TIME」のデザインには関われていないので、これから先、満を持して腕を振るっていきたいと考えています。なにしろ「KING OF TIME」は他製品と比べ、歴史もユーザー数も多く、ちょっとしたレイアウトやスタイルの変更でお客様はもちろん、社内のサポート部隊にも混乱を招きます。

まさにかっこよさ/ダサさを越えたところに、本質が潜んでいるわけです。ITリテラシー・人事労務知識もさまざまなユーザー、みんなにとっての使いやすさ、ユニバーサルデザインとも似た普遍性を追求しながら、スローランディングしていきたいと考えています。

最終的に、私たちはデザインという価値でもって、いかに事業戦略にコミットできるかが最重要。デザイナーというのは良くも悪くも、要件定義をする人と開発・実装する人との間に位置づけられています。そういう中で、どれだけ周りを巻き込んで、製品づくりをリードしていけるかが腕の見せどころでしょう。

そのためにも、現場の声を体感すべく、展示会に立ったり、既存顧客にモックアップを見てもらいながらヒアリングをしたり、営業に同行したりといった機会を増やし、チームを限りなく「使う場所」に近い「作る場所」として組み立てていきたいです。

応募者へのメッセージ

「一億総クリエーター時代」とはよく言ったもので、デザインというものは、誰でも多かれ少なかれ手がけるようになっています。言い換えれば、いろいろな方向に向かってデザインが開けている以上、文系も理系も関係なく、たとえば哲学でも経済学でも何でも、あらゆる視点が必要とされているということです。

ですから、私は様々なバックグラウンドを持った方と働きたいですし、逆にいろいろな人と働きたいと思っているデザイナーといっしょに働きたいと思っています。そういう刺激の中に交わっていける人、そして体中で刺激を受けることを楽しんでくれる人のご応募お待ちしています。