PEOPLE

育児もキャリアも両立しながら積み重ねた挑戦が
社員の成長を支える研修トレーナーへ

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S.ISHIGURO

キャリアヒストリー

2012年
10月、営業事務として入社後、顧客対応力を評価され、カスタマーサポート業務へ異動。
2015年
4月、第二子の育児休暇を経て復職し、OEM製品のカスタマーサポート業務に従事。チーム内での実績が認められ、SV(スーパーバイザー)を務める。
2018年
QC(品質管理)業務に携わり、品質向上と業務改善に注力。
2020年
6月、第三子の育児休暇を経て復職し、組織のプロジェクト制移行に伴い協業調査プロジェクトのリーダーを担当。協業パートナーとの調査推進や品質改善に取り組む。その後QA(品質保証)業務に携わり、品質向上と業務改善に注力。
2024年
4月、人材開発部へ異動し、これまでの経験を活かした人材育成・組織開発に携わっている。

ヒューマンテクノロジーズに入社するまでの経緯を教えてください。

前職では、金融系企業の社内ヘルプデスクとして、ハードウェアのトラブル対応や、Office製品のサポートなどを担当していました。やりがいのある仕事でしたが、出産を機に「育児と仕事の両立の難しさ」に直面し、一度キャリアを中断。しばらくは子育てに専念することを選びました。

少しずつ育児の手がかからなくなってきたタイミングで、子育てと仕事を両立できる環境を求めて再就職を決意。そんな中で出会ったのがヒューマンテクノロジーズでした。

入社の決め手となったのは、採用面接の雰囲気でした。面接では子育ての状況を丁寧にヒアリングしてくれて、親身に相談に乗ってくれたことが印象的で、「ここなら安心して自分らしく働けそう」と思えたことが大きかったです。

入社後の働き方や支援体制について教えてください

実際に入社してみると、想像以上に周囲の理解と支援が感じられました。期待していたキャリアとライフイベントの両立を支える働き方の柔軟性は、日々の業務や各種制度を通じて実感しています。

入社当初は、育休中のブランクを痛感する中、子どもの突然の体調不良によって業務が滞り、予定通りに進められないことも多く、「周囲に迷惑をかけているのではないか」という不安や、取り残されてしまうのではないかという焦り、さらに仕事も子育てもどちらも思うように成果を感じられない「どっちつかず」の状態に陥り、むなしさを覚える日々が続きました。
それでも、周囲の温かい理解や制度面での支えがあったおかげで、「理想通りにこなせない日があっても仕方がない。また頑張ろう」と思えるようになり、自分を責めすぎずに、前向きな気持ちで仕事に向き合い続けることができています。
この思いは入社当初だけでなく、今もなお感じる場面はあり、そのたびに周囲の支えの大きさを実感しています。

さらに、制度面でのサポートも年々整備され、大きな安心材料となっています。たとえば「子の看護休暇制度」では、子どもの体調不良などに備え、年に5日まで有給とは別に休暇を取得することができます。
この制度自体もありがたいですが、それ以上に「気兼ねなく使ってね」という空気が職場全体に根付いている点が、私にとっては何よりの支えです。休暇を申し出た際も、上司や同僚が自然にフォローしてくれるため、心理的な負担を感じることなく制度を活用できています。
また、自分自身が積極的に制度を活用することで、これから利用する子育て中の社員にとっても「遠慮なく使っていいんだ」と感じてもらえるようになればと願っています。

入社前に感じていた「社員に寄り添う姿勢」は、実際に働き始めてからより一層強く実感しました。こうした制度や職場の風土がしっかりと根付いているからこそ、キャリアとライフイベントの両立を実現できているのだと感じています。

これまで当社で歩まれてきたキャリアについて教えてください。

これまでの自身のキャリアを振り返ると、下記の図のような形になります。

入社以来、部署や役割を越えてさまざまな経験を積んできました。その経験を礎に、現在はこれまでのサポート経験を活かし、「KING OF TIME」に関する研修トレーナーとして、主に新入社員向けの研修を担当しています。単に知識を伝えるだけでなく、現場で即戦力として輝けるような実践的スキルを育むことを常に意識しています。特に、私自身が数多くのお客様と接する中で培ってきた「生きた事例」や「お客様の真のニーズ」を伝えることは、何よりも大切にしている点です。


また、振り返ってみると、これまで復職後から新たなプロジェクトに挑戦し、段階を踏みながらキャリアを継続できたことに、子育てと仕事の両立を支えてくれた周囲や環境への感謝を強く感じています。

一方で、復職時に最も苦労したのは、情報のキャッチアップです。
休職中に社内の状況や製品情報も変化していますし、また当時はまだリモートワークが主流になり始めた頃で、誰に何を聞けばいいのか手探りの状態が続き、戸惑うことも多かったです。
だからこそ、現在の復職支援体制が整備されていることに大きな意義を感じます。
復職者向けのオリエンテーションや研修の実施に加え、メンタルヘルスやキャリア相談窓口も会社として提供されていることは、復職を目指す方々にとって、重要な支えになっていると実感しています。

やりがいを感じた仕事のエピソードを教えてください。

研修トレーナーとして研修を実施する中で、担当した社員がそれぞれの持ち場で活躍している姿を見聞きすると、とても嬉しく、やりがいを感じます。

たとえば、カスタマーサポート部門で対応力を表彰された社員から「研修で学んだスキルや考え方がとても役に立っています」と感謝の言葉をいただいたときは、とても嬉しく感じました。

このように感謝される喜びを味わうたびに、「次の研修でも受講者にとって有意義な時間を提供したい」と強く思い、次の研修への意欲がさらに高まります。社員一人ひとりの成長に寄り添い、その成果を見届けられることが、私の大きなモチベーションになっています。

また加えて、新サービスである「KING OF TIME 電子契約」の研修プログラム設計という新たな挑戦にも取り組んでいますが、新しい知識を吸収し、それを分かりやすく効果的な形に構築していくプロセスは大変ですが、やりがいも大きいです。
常に新しい知識を学び続ける自己成長の機会であると同時に、それを組織に還元できる創造的な仕事だと捉えています。

今後の目標は?

まずは、研修トレーナーとしての専門性を一層深化させることを目指しています。
この分野での経験はまだ1年程度のため、経験豊富な先輩トレーナーの方々の指導技術や知識の深さを貪欲に吸収し、自身のスキルを高めていきたいと思っています。
常に変化する市場のニーズや製品の進化に的確に対応し、質の高い研修プログラムを提供し続けることが、当面の最優先課題と認識しています。

また将来的には、自身の複数回にわたる産休・育休からの復職経験を活かし、より実効性のある復職支援制度の構築に貢献したいと考えています。
私自身がそうであったように、キャリアと育児の両立は多くの社員にとって切実な課題です。それだけでなく、育児に限らず介護や病気療養といった様々なライフイベントに直面する社員が、安心してキャリアを継続できるようなサポート体制の充実に力を注ぎたいと思っています。
誰もがその能力を最大限に発揮し、長く働き続けられる環境づくりに、自身の経験をもって貢献していくことが、もう一つの重要な目標です。

応募者へのメッセージ

ヒューマンテクノロジーズは、社員一人ひとりが経験するライフイベントの変化に対し、真摯に向き合い、具体的な制度と企業文化の両面から、柔軟な働き方の実現を支援している企業です。
特に、かつての私のように、育児とキャリアの継続という課題に真剣に取り組みたいと考える方々にとっては、安心して力を発揮し、キャリアを諦めることなく歩み続けられる環境が整っていると感じています。

また、育児中の社員にとっては、限られた時間の中で最大限の成果を創出するための業務効率化が不可欠となります。
その点において、当社がAI技術の導入・活用を積極的に推進し、業務プロセスの最適化を後押ししていることは、日々の業務遂行において大きな利点となっていると感じます。

変化に臆することなく、新たな挑戦に踏み出す意欲。
そして、仕事と個人の生活、その双方のバランスを大切にしながら、ライフイベントに左右されることなく長期的なキャリアの成長も追求したいという思い。
こうした熱意をお持ちの方であれば、ヒューマンテクノロジーズは、あなたの能力を活かし、諦めることなくキャリアを築き、共に成長していける良い機会を提供できると信じています。

ぜひ、私たちと一緒に働き、ライフイベントを大切にしながら、あなたらしいキャリアを実現していきませんか。

プライベート

子育てに奮闘する日々ですが、やはり今は子どもと一緒にいることが好きです。子どもと一緒に楽しめる場所を求めて観劇に行ったり、車で遠出や電車旅を楽しんだりしています。各地で美味しいものを食べるのも大切な楽しみのひとつです。 また、ご近所のコミュニティも私の大切な居場所です。ママ友とのつながりや、昔からの友人との集まりは、親子で楽しい時間を過ごせるだけでなく、自分をリフレッシュさせてくれる貴重なひとときです。

1日のスケジュール

08:00

子供の送り出し

三人娘がいるので、朝はいつも大忙しです。無事に送り出せたときは、コーヒータイムで一息つくのが私の小さなご褒美です。

08:50

出勤・スケジュールチェック

今日のスケジュールを確認し、前日のメールやチャットをチェックします。

09:00

チーム朝礼

オンラインでメンバー全員と顔を合わせ、スケジュールや連絡事項を共有します。雑談を交えた和やかな雰囲気の中で行われます。

09:30

研修報告の作成

実施した研修がある場合は、プロジェクト内で報告を行います。アンケート評価を確認しながら、PDCAサイクルを回して改善点を洗い出します。

10:00

研修計画書作成

研修の目的、対象者、内容をどのように構成するかを検討し、計画書にまとめます。

12:00

昼食

在宅ワークが基本なので、家にあるもので簡単に済ませることが多いです。空き時間には録画したドラマを観たり、夕食の準備や洗濯を済ませたりしています。

13:00

研修コンテンツ作成

限られたリソースで効率的に学べるよう、自己学習型のオンラインコンテンツを作成しています。誰でも手軽に学べる仕組みづくりを目指しており、現在はWEBテストの作成に取り組んでいます。

14:00

ミーティング

研修コンテンツの作成方法などで分からないことをプロジェクト内で教えていただくことが多いです。

15:00

研修コンテンツの作成

引き続きコンテンツ作成に取り組みます。

18:00

翌日のタスク確認・退勤

本日の残タスクを確認し、明日のスケジュールを整理して退勤します。

18:30

保育園へお迎え

他の曜日はお家でお出迎えしますが、金曜日は保育園に迎えに行きます。子どもの「楽しかったよ~」という声を聞いたり、先生から成長の話を聞けるのが楽しみです。