2025-09-04

働く仲間

こんにちは。株式会社ヒューマンテクノロジーズ 採用担当の源田です。
当社には、実は元々「KING OF TIME」を「人事労務担当として導入・運用していたメンバー」や「打刻をするユーザーとして日常的に使っていたメンバー」が数多く在籍しています。「KING OF TIME」という製品に魅力を感じ、「このサービスをもっと広めたい」「自分の経験を活かしてサポートしたい」と入社を決めてくれた社員も少なくありません。

今回は、まさにその一人であるKさんをご紹介します。
元人事労務担当として「KING OF TIME」を導入・活用していた経験を活かし、カスタマーサポートからプレミアムサポートへとキャリアを広げてきたKさんに、これまでの歩みや仕事のやりがいを伺いました。

この記事では、

  • 「KING OF TIME」を「使う側」から「支える側」へ転職したきっかけ
  • 入社後の業務、労務管理の経験をどう活かせたのか
  • カスタマーサポートからプレミアムサポートへの挑戦
  • 展示会でお客様と直接つながる喜び
  • 今後のキャリアや展望について

についてお話ししていきます。

「人事労務の知見を活かしてキャリアを広げたい方」や「KING OF TIMEのサポート業務に興味がある方」は、ぜひ最後までご覧ください!

「KING OF TIME」を「使う側」から「支える側」へ転職したきっかけ

――まず、これまでの経歴について教えてください。

当社に入社する前は、3社で経験を積んできました。
新卒で入社した会社では、複数の新聞販売店の運営をサポートする部署に所属し、店舗への業務指示や進捗管理を担当しました。加えて、営業事務やコールセンターでのお客様対応など、幅広い業務を経験しました。

その後、2社目では広告代理店にて総務担当を務めました。まだ紙のタイムカードで勤怠管理をしているような会社で、毎月3日ほどかけて勤怠集計をしていたんです。そこで業務効率化のために勤怠管理システムの導入を検討し、「KING OF TIME」の導入を担当しました。1ID300円というコストパフォーマンスや初期費用がかからない点が決め手でしたね。

そして3社目では、建築系企業にて労務全般を経験し、その後当社に入社しました。

――まさかKさんが「KING OF TIME」を導入する側だったとは!当時はサポートも利用されていたんですか?

はい、まさにその頃はヒューマンテクノロジーズのサポートを受ける立場でした。
もう10年以上前になりますが、当時はまだ電話で直接問い合わせるスタイルで、初期設定の方法や勤怠ルールの反映の仕方など、わからないことを一つずつ質問していました。担当の方がとても丁寧で、こちらの状況を踏まえて実務に沿った提案をしてくださったことをよく覚えています。サポートを受けながら徐々に運用が安定していった経験は、今の自身の仕事の原点にもなっていると感じます。

――そこから、どのようにして当社に入社されたんでしょうか?

転職のきっかけは、勤怠管理システムの情報収集のために参加した名古屋の展示会です。そこで当社のブースに立ち寄り、ヒューマンテクノロジーズの社員の方とお話しをする機会がありました。
たまたまお話をした方が私と同じ地域でリモートワーク勤務をされていると知り、「自分の住む地域からでも、こんな働き方ができるんだ」と興味を持ちました。

展示会の後、改めて当社の求人情報を見てみると、以前導入を経験した「KING OF TIME」に携われる仕事であること、そしてこれまで培ってきた労務の知識や経験を活かせる環境であることがわかりました。さらに、リモートワークで長期的にキャリアを築ける働き方にも魅力を感じ、「ここでなら自分らしく成長できそうだ」と思い、応募を決意しました。

――人事労務担当としての経験からカスタマーサポートへの転職、不安はなかったですか?

正直、不安はほとんどありませんでした。これまでのキャリアを振り返ると、コールセンターでの電話対応経験、「KING OF TIME」を導入・運用してきた実務経験、人事労務の知識など、どれもがカスタマーサポートの仕事に直結すると感じていたからです。

コールセンターで培ったのは、限られた時間で相手の状況を正確に把握し、わかりやすく説明する力。労務担当としての経験からは、お客様が抱える勤怠管理の課題や運用上の悩みをイメージする力。そして「KING OF TIME」を使い込んできた経験は、単なる機能説明ではなく、実際の現場感を踏まえた提案につながります。

むしろ、「これまでの経験をフルに活かせる場が見つかった!」という前向きな気持ちのほうが強かったですね。

入社後の業務、労務管理の経験をどう活かせたのか

――実際に入社してからはどのように業務をスタートされたのですか?

まずは2~3ヶ月間の研修で初期設定のサポート方法を学び、その後カスタマーサポートチームに配属されました。当社のサポート窓口は、メール、チャット、予約制電話の3種類があり、私の業務はメール対応、チャット対応、電話対応の順にステップアップしていきました。
最初はメールやチャットでのやり取りに苦戦しました。電話対応には慣れていたのですが、文章で相手に正確かつわかりやすく伝えるのは勝手が違い、戸惑うことも多かったです。
そこで、過去の対応履歴や定型文を徹底的に研究し、先輩方からのフィードバックを何度も受けながら改善を重ねました。その積み重ねのおかげで、今ではテキストでの対応にも自信を持って臨めるようになりました。

――人事労務の経験はどのように活かされていると感じますか?

お客様の「本当に困っていること」に寄り添える点は、自身の経験が役立っていると感じます。
私自身もかつて勤怠管理や労務手続きで悩んだ経験があるため、お客様がどのような場面でつまずきやすいのか、どんなときに不安や疑問を抱くのかを想像しやすいです。

また、法律や制度に関する専門用語に抵抗がないため、お客様のお話を理解しやすく、できるだけわかりやすい言葉でお伝えするよう心がけています。労務経験を活かせる場面も多く、日々の業務にやりがいを感じています。

カスタマーサポートからプレミアムサポートへの挑戦

――そこからプレミアムサポートに異動された経緯について教えてください。

はい。サポート業務を経験する中で、「もっとお客様に深く関わりたい」という思いが強くなり、有償の導入支援サービスであるプレミアムサポート(カスタマーサクセスの役割を担うサービス)への異動を希望しました。もともと私には、「自身と同じように労務業務で苦労してきた方の力になりたい」という思いがありました。労務管理をしていた頃、「KING OF TIME」を導入したことで、それまで毎月半日以上かかっていた締め作業があっという間に終わった経験があります。この効率化の感動を、同じ境遇のお客様にも届けたいと考えていました。

カスタマーサポートの業務でもお客様を支えることはできますが、導入の初期段階から寄り添い、一貫して支援できる立場に魅力を感じていました。そこで当時の上長との1on1で何度かプレミアムサポートへの興味を伝えていたところ、タイミング良く異動のお話をいただきました。

異動後は3ヶ月間の研修を経て、現在はお客様の勤怠管理システム導入を約2ヶ月間、準備から設定・運用開始まで伴走しています。お客様の就業規則や運用ルールを丁寧にヒアリングし、最適な設定をご提案して導入まで支援するのは簡単ではありませんが、その分やりがいも大きいです。

――実際に異動してからはどんな壁がありましたか?

一番感じたのは、「お客様から正しい情報を引き出すこと」の難しさです。
プレミアムサポートの仕事は、お客様の運用ルールを正確に理解することから始まります。就業規則や勤務形態、有給の付与ルールなど、企業ごとに内容や背景が異なるため、単にご要望を伺うだけでは本質的な課題を見落としてしまうこともあります。そこで、ヒアリングの中でお客様が気づいていない課題や改善ポイントを探る力が求められます。

このスキルはすぐに身についたわけではなく、失敗や試行錯誤を繰り返す中で少しずつ形になってきたと思います。今では、お客様とのやり取りを通じて「この設定が一番合いそうですね」と一緒に答えを導き出すことができています。

展示会でお客様と直接つながる喜び

――当社ではサポートメンバーも実際に展示会に参加する機会もありますよね?

はい。もともと私自身、展示会が入社のきっかけになったので、「いつか展示会に参加してみたい」という思いがありました。参加前には展示会メンバーと交流する機会もあり、それも大きな後押しになりました。

参加して一番良かったのは、お客様と直接お会いできたことです。展示会では来場者に声をかけ、足を止めていただいた方に「KING OF TIMEをご利用中かどうか」をお伺いします。未導入の方であれば営業メンバーへ、新規ではない既存のお客様であれば、私たちサポートメンバーが課題やお困りごとを伺い、その場で対応します。

印象に残っているのは、「KING OF TIMEを導入したものの、従業員が打刻してくれなくて困っている」というご相談をいただいたときのことです。実は私も労務担当時代に同じ課題を経験していて、当時は本当に苦労しました。その体験をお話ししながら、運用面での工夫を交えてご提案したところ、とても喜んでいただけました。

――お客様にはどんな運用法を提案したのでしょうか?

機能だけで解決するのが難しい場合は、運用面でのルール作りも有効です。例えば、打刻忘れ防止のために「打刻忘れ通知」機能を使う方法がありますが、それだけでは効果が薄いケースもあります。そこで、「打刻忘れがあった場合は、上長に打刻修正の申請をしなければならない」といったルールを設けると、従業員の意識付けにつながります。

小規模な会社では、労務担当者が一人で勤怠管理を担っていることも多く、社内で相談できる相手がいない場合があります。そんなとき、もしサポートセンターが冷たい対応をしてしまえば、本当に頼れる場所がなくなってしまいます。

私自身、労務担当として孤独に課題に向き合った経験があるからこそ、「お客様の気持ちに寄り添いたい」という思いがあります。展示会の場で顔を合わせて直接お話しすることで、お客様が抱えていたモヤモヤを解消でき、本当に参加して良かったと感じました。

今後のキャリアや展望について

――今後の展望についてお聞かせください

まずは日々のお客様対応を通じて、自分自身のスキルや知識を着実に磨いていきたいと考えています。現在は「KING OF TIME 勤怠管理」の導入支援が中心ですが、会社の戦略を強化していく中で、今後は「KING OF TIME 勤怠管理」以外のシリーズ製品にも顧客対応をする可能性があります。人事労務や給与サービスについては、まだ学びが必要な部分も多いので、積極的に情報をキャッチアップし、対応の幅を広げていきたいです。

また、私の仕事観として大切にしているのは、部署やプロジェクトの垣根を越えて人と関わることです。普段あまり接点のない社内メンバーとも積極的にコミュニケーションを取りたいと思っており、交流会やイベントがあればできるだけ参加しています。業務以外で築いたつながりが、巡り巡って日々の業務にも活きてくる場面は多いと感じています。

そして、リモートワークだからこそ、信頼を積み重ねることを強く意識しています。私は愛知県からのフルリモート勤務ですが、オフィスにいるときと同じように、ミスやトラブルがあればすぐに報告し、指示を仰ぐよう心がけています。日々の業務の様子が見えにくい環境だからこそ、報告・連絡・相談のタイミングには特に気を配り、確実なコミュニケーションを意識しています。

これからも、知識や経験の幅を広げながら、人とのつながりを大切にし、お客様にも社内にも信頼される存在を目指していきたいです。

最後に

いかがでしたでしょうか。今回は、「KING OF TIME」を使う側から支える側へとキャリアを転じた社員の歩みをご紹介しました。

人事労務担当としての経験や導入・運用の実体験をベースに、お客様の課題に寄り添いながらサポートや導入支援に取り組む姿は、当社ならではの働き方の一例です。リモートワークであっても社内外とのつながりを大切にし、日々の対応を通じて着実にスキルを広げている様子からは、プレミアムサポート、カスタマーサポートのやりがいや成長の機会が伝わってきました。

お客様に価値あるサービスを届けたい方、これまでの経験を活かして新しいフィールドに挑戦したい方にとって、当社には多くの可能性が広がっています。少しでも興味を持っていただけましたら嬉しく思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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